【食事工学】

【食事工学】 ~ 仕事のパフォーマンスを3倍にするたった1つの方法 ~ http://www.mag2.com/m/0001669654.html 私はこのメルマガを、副業としてやっているのですが、 良くこんな質問を受けるんです。 「なぜそんなに働けるんですか?」と。 このメルマガは、平日毎日配信しているのですが、 当然、仕事中(本業の方)には一切作業しません。 もちろん、仕事(本業の方)では残業もあり、 夜12時を過ぎることもあります。 その仕事の後に執筆しているんです。 では、なぜそんなこ

【食事工学】糖でなくて脂肪!?痩せて仕事もうまく行く!

本日は2回目の発行になります。

さて、今日のテーマは「脂肪」です。

ニューヨークタイムズでも、この実験結果が話題となり、
1面で取り上げられていました。

Cutting Sugar Improves Children’s Health in Just 10 Days
(糖を絶つことで、子供の健康がわずか10日間で改善)
http://nyti.ms/1WERbLX

さて、正確にこの記事を理解するには、食品表示の知識が必要です。
ここでいう、糖というのは、砂糖や果糖と言った、単体の当分のことです。
それを今回、カロリーはほぼ同じ、でんぷんなどに置き換えたという
ことですね。

そしてそれにより、血圧、コレステロール値、その他の健康指標に
いい結果をもたらしたということです。
ちなみに、体重に変化はなかったとのことですが、まあ、
たった10日間ですからねえ。。。

さて、ニュースも詳しく見たいです。

それにしても、今日はこのメルマガで最も大事な話。
脂肪についてお伝えしたいと思っています。

それではメルマガにいきましょう。

/1.Head Line NEWS ~世界で話題の健康問題~
(なぜ糖がダメで、でんぷんで健康になれたのか?)

/2.ストーリーで学ぶ食事工学 ~八木翼の半自伝物語~
(糖でなくて脂肪!?痩せて仕事もうまく行く!)

/3.食事工学サイエンス ~より科学的な情報を~
(あなたはホルモンに支配されている。食品であなたは頭が良くなる。)


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■■【食事工学】 ~ 仕事のパフォーマンスを3倍にするたった1つの方法 ~
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・このメルマガでは、私およびその周辺の人間が実際に体験した
食事によるパフォーマンス改善について解説します。

学術的な見解を多く含んでおりますが、あくまで私的な体験を基にした
情報であり、パフォーマンスの改善には個人差があることをご了承ください。

・病気を患っている方は、必ず医師と相談の上実践してください。

 

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■■1.Head Line NEWS ~世界で話題の健康問題~
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糖がなぜダメなのかは、後で解説するとして、
今回判明したことは、カロリーが全てというのは、
大きな間違いだということです。

こういった健康の話題って、日本じゃあまり大きく取り上げられないんですよね。
これは結構な大発見ですし、ご飯を多く食べる日本人にとって、
非常にいいニュースだと思います。

こういうニュースにしっかり関心を持てる親と、
全く関心を持てない親では、子供の体形や
知能指数に影響が出てしまうのは当然ですね。

自分のことはもちろんですが、食事工学は、
子孫繁栄や子供の教育にも大いに役立ちます。

私は一応英語関連のメルマガを発行するくらいの英語力はありますので、
世界の健康情報は、積極的にお届けしていきたいです。

さて、まずはニュースを読んでみましょう。
大事な部分を抜粋しました。

ざっくり要約させていただきますね。
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Cutting Sugar Improves Children’s Health in Just 10 Days
(糖を絶つことで、子供の健康がわずか10日間で改善)

Obese children who cut back on their sugar
intake see improvements in their blood pressure,
cholesterol readings and other markers of health
after just 10 days, a rigorous new study found.
(糖の摂取を控えた肥満児は、血圧、コレステロール値、
その他健康指標に、たった10日で改善が見られたと、
厳格な研究で明らかとなった。)

They removed foods with added sugar from a
group of children’s diets and replaced them
with other types of carbohydrates so that the
subjects’ weight and overall calorie intake
remained roughly the same.
(1つの子供のグループの食事から、砂糖を加えた
食品を取り除き、それを炭水化物に置き換えた。
条件として、体重と、摂取カロリーは、同じに保った。)

After 10 days, the children showed dramatic
improvements, despite losing little or no weight.
(10日後、子供は、全く体重は減らさず、劇的な改善を見せた。)

The findings add to the argument that all calories
are not created equal, and they suggest that those
from sugar are especially likely to contribute to
Type 2 diabetes and other metabolic diseases,
which are on the rise in children, said the study’s
lead author, Dr. Robert Lustig, a pediatric
endocrinologist at the Benioff Children’s Hospital
of the University of California, San Francisco.
(この発見は、全てのカロリーが同じように作られるわけではなく、
糖の摂取は、現在子供でも増加している、2型糖尿病と、
その他メタボリック関連病に影響力を持つと、この研究の
主筆者であるカルフォルニアのサンフランシスコにある、
カリフォルニア大学病院のBenioff Children’s Hospitalで、
小児内分泌学者であるDr.Robert Lustigは述べた。)

“This paper says we can turn a child’s metabolic
health around in 10 days without changing calories
and without changing weight ? just by taking the
added sugars out of their diet,” he said.
(「この論文は、我々は、代謝上の健康を、カロリーや体重を
変えることなく、約10日間で改善できると述べている。
食事から糖を抜くだけで。」と、彼は述べた。)

“From a clinical standpoint, from a health care
standpoint, that’s very important.”
(臨床上の立場からも、健康ケアの立場からも、これは、
非常に重要なことだ。)

引用文献:The NewYork Times:
By ANAHAD O'CONNOR OCTOBER 27, 2015
http://nyti.ms/1WERbLX
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素晴らしい研究ですね。

カロリーを変えず、糖を抜くことで、健康が大きく改善されることが
示されたのです。

ここでは直接言及していませんが、私の食事工学でも、
果糖を含んだ果物の摂取はお勧めしていません。

果物と聞くと、なんとなく体に良さそうだと思う方は多いですが、
私は、体に悪いと断言します。

基本的に、果物は果糖を多く含みます。

果糖は、血糖値を大きく上げ下げし、あなたの集中力に
大きく影響を与えますし、血糖値が上がったのちに、下がることで、
お腹が減ったように錯覚する効果もあるのです。

血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンが分泌されると、細胞内に糖を取り込むようになります。

その結果、血糖値は下がり、脳は、もっと血糖値を取れるように、
食事をするよう指示します。

そして、さらに食物を食べるという悪循環に陥るのです。

果物(果糖)を摂取すると、食欲は増進されます。

今回の研究では、カロリーは変えていないので、
食欲増進による食べすぎという、果糖の悪い部部は、
抑えられています。

しかし、それにもかかわらず、同じカロリー摂取でも、
糖の悪影響が示されました。

ソフトドリンク、果物の摂取は、十分注意したほうが良さそうです。
果物には、ビタミンも含まれますが、それらは野菜で十分
摂取可能です。

それよりも、果糖の有害性は大きいです。

「果物は体にいい」という迷信はついに終わりを告げられましたね。

 

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■■2.ストーリーで学ぶ食事工学 ~八木翼の半自伝物語~
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「良質な脂肪ですか?」

私には聞きなれない言葉だった。

「そうだ。まあ、いっぺんに説明してもきりがない。
まずは、糖を抜くところから始めてみたらどうだ?

ソフトドリンクはもちろん、ご飯、小麦を抜いてみろ。」

今まで食材にこだわったことがなかった私には、
不思議なアドバイスだった。

ご飯は、大事なエネルギー要素だし、小麦だってそうだ。
いったい何を食べればいいのか。。。

「先生、けど、それを食べれなかったら、僕は何を食べれば
いいんですか?」

私は不思議になって尋ねた。

「糖を除いた食品だ。脂肪もO.K.だし、タンパク質もO.K.だ。
脂肪にもいろいろな種類があるし、パーフェクトな食事を目指すなら
こだわるべきだが。。。
まあ、まずはそれだけで十分効果が出る。
試してみろ。
人生変わるぞ?(笑)」

「はあ、分かりました。
では、今日はこれで失礼します。」

「幸運を祈る!」
藤沢先生は、人差し指と中指を交差させ、
アメリカ人の幸運を祈るというポーズをしながら見送ってくれた。

それにしても不思議な話だ。
これまで学校給食では、ご飯も小麦も毎回食べていたし、
まさかそれを抜くなんて、考えもしなかった。

ましてや、これまで体に悪いとされていた脂肪はいいなんて。

タンパク質が必要なのは、自分の体がタンパク質でできているから、
なんとなくわかる気がするけど。

それにしても、量についても特に何も言われなかったな。
大丈夫なのかな。。。

まあ、生物化学の先生が言うんだ。
試してみよう。

私は、翌日からこの方法を試してみることに決めた。

翌日、朝目が覚めて朝食は、ご飯を抜いて、
目玉焼きとベーコンを食べた。

いつもと同じように学校に行った。
すると、なんと眠くならない。
いつもだと、9時30分ごろには、眠くなって、机に突っ伏して
しまうのに、その眠気が来ない!

私は手ごたえを感じた。
10時30になっても眠気は来なかった。

しかしだ。。。

段々とお腹が減り始めた。
今日の昼ごはんは何を食べようかばかり考えていて、
全く授業に集中できない。

これじゃ寝てても起きてても変わらないじゃないか。。。

後で、先生の所へ相談に行ってみよう。

しかし、眠気という問題は何とかクリアできた。
長年戦っていた問題だっただけに、私は少し嬉しかった。

 

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■■3.食事工学サイエンス ~より科学的な情報を~
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さて、今日も糖の話ですね。

糖は体に悪いというと、

「何を言っているんだ!?
そんなの迷信だし、馬鹿じゃないの?」

という人は、たくさんいます。
特に日本では、お米はデンプンでできていて、
糖はエネルギー源であると信じられています。

もちろん、全ての糖が悪いわけではありませんし、
今回のニューヨークタイムズに掲載された実験でも、
単糖をでんぷんに置き換えたことにより、
様々な症状(インスリン抵抗性、血圧、コレステロール値など)
が改善されています。

では、これを全て脂肪に置き換えたらどうなったでしょうか?

実はこれは様々な意見が出る部分だと思いますが、
脂肪の種類によっては、私はアリだと思います。

今回症状が改善した理由の一つは、血糖値の急上昇を
抑えることができたことだと考えられます。

血糖値の上昇を表す指標にGI値というものが使われます。
糖尿病の方は、GI値が、60以下の食品を食べることを推奨されていますが、
今回の単糖類は、GI値が100超えの強者です(笑)

グラニュー糖:110
白砂糖:109
菓子パン:95
食パン:91
白米:84
ニンジン:80
インスタントラーメン:73
パン粉:70
アイスクリーム:65

これらのものを食べると、血糖値が乱高下して、食欲をさらに
増進させる危険があるわけです。

特に、危険なのが菓子パンや食パンですね。
朝食に菓子パンを食べると、多くの人は、午前中の途中でお腹が
減ります。

今回のストーリーでは、タンパク質摂取でもお腹が減っていましたが、
菓子パンでは、血糖値を一度上げ、そこから下げているので、
食物への渇望はさらに高くなるでしょう。

多くの人は糖尿病にでもならない限り、血糖値を意識しませんが、
午前中なんとなくイライラすることが多い人は、これらの食品を抜き、
脂肪に変えてみると、面白いことが起こります。

お腹が減らず、不機嫌にならないのです。

これは私も実践していますし、海外ではすでにこの効果は
実証済みです。

脂肪の種類については、今後紹介していきます。

 

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■■編集後記
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いやー、それにしてもカロリーだけ意識するダイエットが
どれだけ使い物にならないか証明できてよかったです。

人間の体は、そういう単純なものじゃないんですよね。

様々な専門家は、その分野にとってだけ正しい知見で
物事を発言するので、他の分野に悪影響(例えば脳に!)
を与えていてもお構いなしなんですよね。

そこら辺をこのメルマガでしっかりと統合していきたいです。

継続は力なり!
だめでもともと!(笑)
八木翼でした。


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