【食事工学】イケダハヤトさん!それは違う!まだ「お米」で消耗してるの? ~小学校の時給食が食べきれず昼休みに拷問を受けた話~
【食事工学】イケダハヤトさん!それは違う!まだ「お米」で消耗してるの?
~小学校の時給食が食べきれず昼休みに拷問を受けた話~
あらかじめ言っておくが、僕はイケダハヤトさんの
人々を煽る系の記事も、真面目に考え抜かれた記事も大好きで、
結構頻繁に読んでいる。
(だから今回の記事が目に留まったわけだけれども。)
更新頻度もすごいのに、あれだけ面白い記事が書けることを
素直にリスペクトしている。
だからこそこの記事を書いたということだけをご理解していただきたい。
イケダハヤト氏のこんな記事を目にした。
「糖質制限」とか言ってるおっさんたち、
外食で「白米だけ残す」なんてありえないでしょ。大人として。
http://www.ikedahayato.com/20151211/49988308.html
私は正直、この記事に違和感を覚えた。
実は、私は小学校1年生の頃、登校拒否をしたことがある。
私は3月生まれで、人よりも体の成長が遅く、
明らかに体が小さかったのだ。
当然食べる量も少ない。
しかし、小学校の担任の先生は、僕に
「みんなと同じように」
食べることを強要してきた。
もちろん、給食を配られる前から、食べられないことは分かっていたから、
できる限り、量を減らそうとしていたが、担任がそれを許さなかった。
「君たちの体を作るために、しっかり考えられた量なんだ。
ちゃんと食べなさい。」
もはや僕には、拷問だった。
給食後、当然のように、昼休みがあるのだが、同級生たちが楽しくドッジボール
をしている中、私だけが給食を全て食べるまで食事を続けることを
強要された。
(私は口に大量に給食を入れ、トイレで捨てるという作業を永遠と繰り返しながら、この難局を乗り切っていた。)
クラスの中に一人くらい僕のような人がいたのではないだろうか?
(ドッジボールに行ってほとんどの人が気づいてないだろうけど(笑))
「外国では食事を食べられない人もいるんだ。
ご飯を残すなんて絶対ダメだぞ!」
毎度同じことを言う先生に、私は小学生ながらにして、先生に反論した。
「じゃあ、先生がその外国の人に届ければいいじゃないですか。
そもそも、僕が残すような食事の量を持ってくる人が
悪いと思います。」
すると、先生は返す言葉がなかったのか、
「いいからつべこべ言わずに食べろ!」
と言い、私に毎日「人と同じ量を食べること」を強要したのだ。
ある日、私は親に事情を説明し、登校拒否を始めた。
(私は両親をリスペクトしているが、今でもここで登校拒否を
許してくれたことを感謝しているし、尊敬している。)
この年代の登校拒否というのは、結構勇気がいる。
子どもにとっての世界は学校が全てで、学校に行かないというのは、世界と自分を分離する作業なのだ。
3日間ほど登校拒否をした後、担任が向こうから菓子折りを持って謝りにやってきた。
ついに、
「食事は適量とればいい。」
この事実を学校側が認めたのだ。
それから私は、給食を食べる量を堂々と減らしたし、時には給食を残すこともあった。自分の食べる分量は、注文する前には分からないこともある。
社会人になった今、私は食事を堂々と残す。
ランチを頼むと勝手にライスをつけてくる店があるが、
私はライスには一切手を付けない。
さらには、ライスを断ったはずなのに、ライスを持ってきたりする。
当然のことながら、ランチのライスを断っても、値段を下げない店がほとんどだ。
(ほっともっとなんかは、ランチ抜きで値段を下げてくれる。)
高校時代の私は、お米にずいぶん悩まされた。
血糖値の乱高下が、眠気を誘い、私は午後の授業中ほとんど寝ていた。
学校に通っていた当時、ランチ定食には、お米を出されるので、
明らかに自分の許容量以上のお米を食べていたのだ。
当時の私は、なんとなく悪い気がしてお米を食べていた。
(もう小学生じゃないんだし。。。と思いつつ。)
これを改善しようと、様々な論文を見て、様々な方法を模索し、
やっとたどり着いたのが、いわゆる「糖質制限」だ。
これのおかげで、眠気がなくなり、午後の授業も集中して
受けることができるようになった。
そこで私からお店側に提案したい。
もし、ご飯の残飯を本気で減らしたいのであれば、
ライス抜きで価格を下げた食事の提供を始めればいい。
もしくは、
「ライスはご自由にお取りください。
という方法にして欲しい。
そうすれば、残飯は減るだろうし、
イケダハヤトさんのように、ご飯を残す人にストレスを感じる人もいなくなるし、私のように、食事にとやかくいわれることに、ストレスを感じる人も少なくなるだろう。
何よりも、お店だって、利益が増えるはずだ。
是非、この考え方をイケダハヤトさんに広めて欲しい。
「食事を残すな!」という考えは、昼休みにドッジボールをすることを許されず、給食という鎖に縛り付けられ、永遠と拷問を受け続けた私のような人間の傷口をえぐるナイフだ。
ちなみに私、イケダハヤトさんと同い年なので、たぶんイケダさんの学校にも一人くらい、そういう人がいたのではないだろうか?
私は、「食事を残していい!」とは言わないが、
「食事を残すな!」とも言われたくない。
両者がストレスを感じることない、平和な世界が訪れることを
心から祈っている。
ちなみに、イケダさんのことは本当に面白いことをしているなーと思っているので、いつか高知に会いに行きたいと思っています。